石灯篭の傾き直しと、巻石の修繕にかかりました。

2018年11月18日

こんにちは!石昭石材店の杉田です。朝夕は随分肌寒くなって、秋の深まりを感じております。寒暖の差も激しくなってまいりましたが、皆さま体調などお崩しではございませんか?先日は奈良市の正倉院展に参りましたら、奈良公園一帯も紅葉が進み、もみじの葉の赤色がとても美しく見ごろをむかえていました。いい季節だと思い、帰宅前にホームセンターに立ち寄りますと、なんと!もうお正月の飾り付けが棚に並んでおりました。郵便局では年賀はがきの販売も始まり、紅白歌合戦の出場者も決定し、年末年始の準備にまっしぐら、せめて11月ぐらいは「もう少し秋を味わいたいな~」と時間のながれの速さに気持ちが抵抗してしまいました。

お庭にある時代物の石灯篭の傾きを修正するために、灯篭を移設する工事をいたしました。

長い年月の間に、植物の根の浸食により石灯篭が傾いてしまっています。移設先の根を撤去して、より深く基礎を新設します。

大きく、深く、しっかりとした基礎をつくりました。

既存の灯篭を解体して、新しい場所に移設します。

新しくまっすぐに建った石灯篭は立派に完成しました。もちろん、耐震施工実施済みです。続いて、墓地の巻石が植物の根によって、重い石が持ち上げられ目地離れが発生している修繕工事も実施しました。

木の根が、びっしりと石の下に入り込んで、大きく成長していました。

根が発生しないように、完全に取り除き、根の進入を防止します。

少し時間がかかりましたが、綺麗に修繕することが出来ました。植物の成長は驚異的です。重たい石材も時間の経過とともに、ジワジワ根を張り巡らせ、動かせてしまいます。普段からの手入れと植物の根の浸食を防止するための施工が特に必要だとあらためさせられました。